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食あたり 発症までの時間や潜伏期間を菌ごとに徹底解説

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寒い時期が終わり、暖かい春が近づいてきましたね。この時期になってくると注意したいのが食あたりや食中毒。暖かい時期には食品に含まれる菌などの活動が活発化し、食あたりを起こしてしまう原因に。

おう吐や下痢などつらい症状が多い食あたりですが、実は菌によって症状や発症までの時間(潜伏期間)はさまざま。

ひたすら腹痛を我慢しながらトイレとベッドを往復した経験、ありませんか?中には迅速に医師の診断を受けるべきものもあるので我慢は禁物です。

今回は食あたりの原因となる菌の種類、感染源、発症までの時間(潜伏期間)を種類ごとにご説明します。

いざ食あたりになったとき、自分が何を食べてどのような症状になったのか把握すれば菌の特定につながり早い回復が見込めます。春本番になる前にぜひ一度お目通しください!

 

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発症までの時間(潜伏期間)は菌によって違う!?

私たちが日々口にする食品には、さまざまな菌が付着しています。無害なものもあれば、食品内で発生した菌によりや体内で毒素を発生することにより、食あたりを引き起こすものも。

辛い食あたりを発症するまでの時間(潜伏期間)は菌の種類、そしてその食品を食べた量などによって左右されます。

 

菌による食あたりに潜む2つのタイプ

菌による食あたりは、2つのタイプに分類できます。「感染型」「毒素型」です。

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「感染型」は食あたりを引き起こす菌が増殖した食品を摂取することで発症します。代表例としてはサルモネラ菌、病原性大腸菌など。

鶏卵や魚介類に発生することが多く、これからの時期の生食には注意が必要です。

一方、「毒素型」は食品内で増えた菌が出した毒素を摂取することにより発症するタイプの食あたりです。代表例は黄色ブドウ球菌やボツリヌス菌など。

食品を加熱して殺菌したとしても、既に発生した毒素により食あたりを引き起こします。感染型よりも発症までの時間が短いことも特徴の一つです。

 

「感染型」の主な菌、潜伏期間とその症状

前述したように、食あたりは菌によって潜伏期間に大きな差がでます。「感染型」に分類される主な菌の潜伏期間、そしてその症状についてご紹介します。

① カンピロバクター菌

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症状:初期に腹痛や不快感、その後おう吐や激しい腹痛、下痢など(水に近い便と粘液弁の場合があります)。頭痛や倦怠感など、風邪と似た症状を引き起こすことも。

潜伏期間:およそ1日~7日 発症が遅く、長期間にわたることが特徴です。

主な感染源:肉類、生乳、飲料水など。主に家畜の腸内に潜む菌です。高温で加熱する事により感染は防げます。小鳥や犬猫の腸内に潜んでいることもあるので、ペットから感染するケースも。

対処法:基本的には下痢、嘔吐により細菌が体外に排出され、比較的早く快癒するため特に薬を服用せずとも治るようです。あまりに重度な場合はこの限りではありませんので、医療機関にて適切な処置を受けましょう。軽度な場合でも水分補給を忘れずに。

② 腸炎ビブリオ菌

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症状:激しい腹痛や下痢、嘔吐など。まれにしびれやチアノーゼ(唇が紫色になること)を引き起こします。

潜伏期間:およそ10〜20時間 増殖スピードがかなり速いことが特徴です。

主な感染源:魚介類、特に海水に住むものが原因です。お刺身やおすしなど生食での感染が多く、水温が15度以上になると増殖しやすいため、夏場での感染が多く見られます。

対処法:カンピロバクターと同じく、特に薬を服用せずとも数日で快癒することがほとんど。こちらもあまりに重度な場合はこの限りではありませんので、医療機関にて適切な処置を受けましょう。水分補給を忘れずに。

③腸管出血性大腸菌(O157など)

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症状:激しい腹痛や出血を伴う下痢、嘔吐など。まれに高温の発熱や、子どもやお年寄りなど体力の低い方は合併症を引き起こします。

潜伏期間:およそ3〜10日 潜伏期間が長いため、菌の増殖に気づかず小学校の給食や病院内などで菌が増殖し、大量感染を引き起こすことも。

主な感染源:牛肉やハンバーガー、ローストビーフなどの肉製品から、生乳、サンドイッチ、サラダ、飲料水など多岐に渡ります。

対処法:他の菌と同じく、高温加熱により菌の発生や増殖は防げます。また、発症した患者の便などとの接触により感染することもありますので、身内に患者が出た場合は手洗い消毒など徹底しましょう。

治療法としては、菌の増殖を防ぐため抗生物質を投与し、安静を保ちます。下痢などにより体内の水分が失われますので、適度な水分補給を行いつつ、消化のよい食事を心がけます。

④サルモネラ菌

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症状:嘔吐や腹痛や下痢、38度前後の発熱が短期間で急激に発症します。下痢は水に近く、粘液性の血が混じることも。

潜伏期間:およそ6〜48時間 こちらも潜伏期間が短いことが特徴。どの食品が感染源であるか突き止めやすいので、感染拡大防止につながります。

主な感染源:鶏卵や牛肉などの肉製品から、生乳、サンドイッチ、サラダ、飲料水など多岐に渡ります。サルモネラ菌も犬や猫など身近なペットが感染源になることがありますので、手洗い・うがい・消毒を心掛けましょう。

対処法:サルモネラ菌も熱に弱く、加熱調理により予防することができます。抗生物質や整腸剤の投与などが治療法として挙げられますが、抗生物質の働きにより体内のサルモネラ菌が死滅するスピードが遅くなることもあるため、長期間の投与ではありません。

⑤ウェルシュ菌

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症状:軽度の腹痛や下痢が主症状で、比較的早めに快癒します。まれに視覚障害(ものが見えづらい)や分泌障害、話しづらくなるなどの症状も見られます。

潜伏期間:およそ6~15日 症状自体は2~3日で回復します。

主な感染源:鶏肉の煮つけやシチューなど、肉類・魚介類・野菜などを使用した調理品による感染が多い菌です。

対処法:加熱した食品を放置している際に多く発生しますので、作り置きのカレーやスープなど注意が必要です。既にご紹介した①~④の菌に比べ経度の症状で済むことが多く、回復も早いため、水分をとって安静に過ごしましょう。

 

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「毒素型」の主な菌、潜伏期間とその症状

次は「毒素型」に分類される主な菌の潜伏期間、そしてその症状についてご紹介します。

① ボツリヌス菌

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症状:めまいや頭痛、ものが二重に見える、弱視、言葉がしゃべりづらくなるなどの神経障害、唾液や汗の分泌障害などが起こります。

潜伏期間:およそ4~36時間

主な感染源:肉類・魚類などを扱った真空パック入り食品、ビン詰めや缶詰などの加工食品で主に増殖します。

対処法:ボツリヌス菌による症状の覚えがあったり、神経性の症状が出た場合はすぐに医療機関を受診しましょう。まだ体内に吸収されていない毒素を吸収させるため、、口やまたは胃に挿入された管を通じて活性炭が投与されます。

回復した場合でもその後長期間にわたり疲労や息切れなどの症状が続く場合もあります。自家製の缶詰や保存食を作る場合は、食品を長時間加熱すること、保存容器の消毒を徹底しましょう。

② ブドウ球菌

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症状:不快感や激しい嘔吐、下痢など。「賞味期限の過ぎた食品を食べてお腹を壊した」などは、ほとんどはブドウ球菌が犯人です。

潜伏期間:およそ2~6時間 発症も早いですが、症状も1~2日と早く治まることが特徴です。

主な感染源:傷んでいたり賞味期限の切れた食品、調理をする人間のケガなどに注意が必要です。おにぎり、すしなどの米飯類やサンドイッチ、和菓子など、人の手指を介して感染する例が多くみられます。

対処法:調理に携わる人は手指をケガした場合、菌の拡散を防ぐよう消毒などに注意しましょう。症状は比較的早く治まるため、特に服薬することもないようです。水分を十分にとり、下痢などによる脱水症状に注意しましょう。

③ セレウス菌

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症状:下痢か嘔吐、どちらかの症状が現れることが特徴です。激しい嘔吐により吐いたものをのどにつまらせることがあるので注意しましょう。

潜伏期間:およそ30分~6時間 嘔吐の症状が出た場合は潜伏期間が短かったという例が多いようです。

主な感染源:パスタ類、食肉を使ったスープ類、仕出し弁当などから感染する場合が多いです。

対処法:こちらも症状は比較的軽く、早く治まるため、医療機関を受診せずに治る場合が多いです。水分を十分にとり、下痢などによる脱水症状に注意しましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?いくら気を付けていても目に見えない菌を100%防ぐことは不可能ですよね。また、外食する機会も増えた現代では、自分ひとりでできる予防策にも限界があるのではないでしょうか。

だからこそ、万一食あたりを発症した場合は、潜伏期間や症状から何が原因かを早急につきとめ、重度に陥らないようにすることが必要です。

短期間で治るものもありますが、長期間症状が続く場合は我慢せずにお近くの医療機関を受診してくださいね。

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