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デング熱|二回目の感染は重症化し致死率が大幅に増加

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蚊を媒介して感染するデング熱。亜熱帯・熱帯地方の感染病と考えられがちですが、近年では日本国内での感染および拡大が報じられましたね。

誰もが気軽に海外旅行をする今日では、デング熱に限らず、日本国内には存在しない病気にかかるリスクがあることに留意しましょう。

デング熱には複数の血清型があり、初回の感染とは別の血清型に再び感染した場合、デング出血熱やデングショック症候群など、重篤な症状を引き起こしやすいとの報告があるそうです。

適切な処置を受ければ致死率は1%以下ですが、放置した場合は死に至るケースも。

 

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デング熱 4つの血清型

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デング熱はウイルス性の感染症で、主な感染経路は蚊によるものです。デング熱ウイルスには4つの血清型があります。

・DENV-1
・DENV-2
・DENV-3
・DENV-4

いずれも一回感染すると終生免疫が体内にできます。

「じゃあ全部に一回ずつ感染すれば安心じゃない?」と思いませんか?これが大間違いなんです。例えばDENV-1に感染して免疫ができたとしても、同じ人がDENV-2や3,4に感染した場合、デング出血熱になるリスクが上がるのです。

これはいずれの血清型の免疫ができていても同じだと報告されています。

なぜこうなってしまうのか?その答えはまだ明らかになっていないそうです。抗体依存性感染増強(ADE)が作用している、という研究が進められています。

1~4の4つの血清型が存在するデング熱に対し、初回の感染時に体内で1つの型にだけ対する、いわば不十分な抗体が生産されることから、次回の感染時に抗体がうまく作用しないばかりか症状の増強につながってしまうのでは、と考えられています。

少し難しいですよね。これはまた違った表現になるのですが、要は蜂に2回刺されるようなものかもしれません。

1回目刺されたからといって抗体が付くわけではなく、むしろ二回目に刺された時の方が重症のリスクが高まります。

これは勝手な綿足の解釈なので「そういうものなんだ」と理解する程度のものに留めておいて下さい。

 

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デング出血熱とは?

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デング出血熱はデング熱と同様に、発熱などの症状が現れます。平熱にもどるころ、血液中の液体成分(血漿と呼ばれるものです)が血管から漏れ出したり、出血などの症状が現れたりします。

出血は比較的軽いものでは鼻血、血便、重篤なものでは吐血、下血など様々です。

デング出血熱は適切な処置を施さなくては死にいたる可能性が高いと言われています。

血漿のもれが進行するとショック症状を引き起こし、デングショック症候群と呼ばれる状態になります。

幸いなことに、現在まで日本国内でのデング出血熱発症例は確認されていません。

 

~まとめ~

日本国内でデング熱による重症患者が出た、という話は今のところ報告されていません。

日本国内で一時的にデング熱が流行しても冬には媒体となる蚊が死に絶え、感染が広まりにくいからとされています。

しかし海外ですでにデング熱に感染した人、海外からの旅行客、海外で感染した渡航客の帰国…日本国内に複数の血清型が同時に存在する可能性はゼロではなく、むしろ人の行き来が多い昨今ではその可能性は高まると思われます。

重症化を防ぐためには、日本国内でもデング熱にかかる可能性があるという点に留意し、万一感染した場合は早急に医療機関を受診しましょう。

※デング熱はそもそも人から人へ感染するのでしょうか?詳しくは『関連記事デング熱の症状や感染経路 人から人にうつる可能性はあるのか』からご覧ください。

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