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慢性心不全|症状の原因や余命の長さ~治療薬はあるのか~

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慢性心不全は加齢と共に増えてくる病気です。

慢性心不全と診断された時の余命の長さや、症状の原因は何なのでしょうか?

実際に症状を発症した際に、治療薬などは存在するのでしょうか?

慢性心不全のイロハについてお伝えしたいと思います。

 

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慢性心不全とは

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冨田勲さんが亡くなった原因でもある慢性心不全。

そんな慢性心不全とはそもそもどのような病気なのでしょうか。

主に、心臓のポンプの機能が低下することで、全身に必要な酸素を送れず、全身の血液の流れが悪くなる事で起こる症候群の事です。

年を取るほど慢性心不全になる可能性が高くなり、さらにこの症候群は悪い生活習慣の積み重ねで起こる、生活習慣病とも言われています。

 

慢性心不全の症状

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慢性心不全を発症すると、様々な症状が現れます。

ちなみに右心房、左心房のどちらがうっ滞するかで、症状が変わってきます。

右心不全の場合⇒足が中心のむくみ、体重の増加
左心不全の場合⇒白っぽい泡のような痰、呼吸困難、咳

右心不全の足のむくみは、夕方から夜にかけて強くなり、靴や靴下がきつく感じてくるでしょう。

左心不全の呼吸困難は、階段を上り下りしている時に症状が現れます。

人によっては『動悸』を感じる事もあるでしょう。

特に、心不全で起こりやすい症状は『呼吸困難』です。

心不全による呼吸困難には特徴があり、就寝してしばらくしてから息苦しさが襲ってきます。

この時、布団から起き上がる事で症状が楽になるのも特徴です。

その他の症状としては…

・夜に尿が多く出る
・倦怠感(疲れやすさ)を感じる
・食欲不振
・腹部膨満感(お腹が張ったような状態)

などがあります。

 

慢性心不全の原因

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慢性心不全の原因は、高血圧急性心筋梗塞などが原因だと言われています。

その他にも『心臓弁膜症』『拡張型心筋症』などの心疾患が原因と言われており、特に高齢者は『拡張型心筋症』が主な原因とされています。

しかし、拡張型心筋症は、高齢者のみならず、どの年代の方でもなりうる心疾患なので注意が必要です。

そして弁膜症は、動脈硬化などが原因で起こりやすくなるので、注意して下さい。

また、糖尿病も慢性心不全を引き起こすキッカケになってしまいます。

高血圧も動脈硬化も、糖尿病も全て生活習慣の悪さからくる症状です。

という事は、生活習慣を整える事で、慢性心不全にかかるリスクが大幅に減少する事は間違いないですね。

 

慢性心不全の余命の長さ

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医学の進歩により、心不全患者でも長く生き続けられることが可能になりました。

とはいえ、いつまで生き続けられるかは症状の重さによっても変わり、軽症の場合は10年以上生き続けられる患者が約50%、重症の場合は2年以上生き続けられる患者が約50%というデータが出ています。

なので、一概に『余命は○○年です』と言い切る事が出来ませんが、医療の進歩で長く生き続ける事が出来るようになったのは確かです。

 

慢性心不全の治療薬

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どんな原因であっても、慢性心不全であれば、共通する治療法が存在します。

昔から使われている治療薬は『利尿薬』『ジギタリス製剤』の2点です。

利尿薬は体内の余分な水分を取り除き、ジギタリス製剤は、心臓の働きを助ける効果があります。

さらに、心不全の場合、血液が固まりやすい状態になっており、血の塊が脳に詰まって脳梗塞を発症するのを防ぐために『ワルファリン』等も使用されています。

しかし、慢性心不全の場合は、既に慢性化してしまっており、長期にわたって悪化するのを防ぐために、長期的に予防効果のある薬で対処するケースが多いです。

患者の状態によって組み合わせのパターンも違ってきますので、慢性心不全の場合は、医師の指示に従って薬を飲み続ける事が大切です。

間違っても「症状が良くなってきたから良いや」と自己判断で薬をやめてはいけません。

なぜなら、慢性心不全は今の医療技術では治る病気ではなく、あくまでも薬によって症状を食い止めているだけだからです。

 

生活習慣病の原因

慢性心不全を発症する大きな原因は、生活習慣病だとお伝えしました。

では、生活習慣病になってしまう原因とは何なのでしょうか?

原因は様々ですが、代表的な原因としては、

・飲酒

・食事

・運動

・睡眠

・喫煙

・ストレス

などが挙げられます。

 

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生活習慣病の対策法

先ほど挙げた6つの原因のうち「自分は主に何が原因だろう?」と考えてみてください。

 

1、飲酒の場合

飲酒は、適量であれば血液の流れを良くするので、むしろ体には良いです。

ただ、飲みすぎてしまうと、心筋症や肝硬変など、体の様々な部分に悪影響を与えてしまいます。

なので、飲みすぎだと自覚している方は『休肝日を1日作る』『お酒は適量にする』など、少しずつ改善していきましょう。

 

2、食事の場合

生活習慣病を改善・予防するにおいて、食事の改善は欠かせません。

具体的には、

・適切なカロリーの摂取

・減塩

・バランスの良い食事

・1日3食を毎食食べる

これらを意識して食事をすることで、食事はOKでしょう。

と言っても、急に食事制限をする必要はありません。

白ご飯を五穀米に変えてみたり、肉よりも魚を食べる機会を増やしたり、いつもより多めに野菜をとったり…

少しずつ、出来る範囲から始めていき、徐々に理想的な食生活へとシフトしていくのが良いでしょう。

 

3、運動の場合

普段デスクワークの方などは、なかなか体を動かす機会がないですよね。

僕も普段デスクワークなので、意識しないと体を動かす機会が極端に少ないです。

『関連記事:エコノミー症候群の症状|ふくらはぎや太ももの痛み、しびれ症状に要注意

ちなみに生活習慣病を改善するためには、1週間にどれくらいのカロリーを消費する運動が有効か、ご存知でしょうか?

答えは、500キロカロリーです。

1週間で500キロカロリー以上消費する運動を継続することで、脳卒中や大動脈解離などの循環器系の疾患での死亡率を下げることが出来ます。

また、コレステロールを下げたり、血糖値を下げたりする効果もあるので、糖尿病の予防にもなるんですね。

では、具体的にどのような運動が有効かというと…

・ストレッチ

・筋トレ

・有酸素運動

この3つが有効です。

3つを組み合わせて行うのが理想的ですが、そこまで時間が取れないという方は、まずは軽くストレッチをした後、ラジオ体操を行うのが良いでしょう。

そして出来れば、毎日有酸素運動も取り入れてあげると、なお良いです。

特にウォーキングなどが有効ですが「それだけのために時間を取るのが難しい」という方は、通勤時間を工夫すると良いです。

エスカレーターではなく、階段を使って上がるようにしたり、電車であれば、一駅分前で降りて歩いてみるなど…

普段の日常生活を工夫することで、あえて時間を取らずとも、「ながら有酸素運動」を行うことが出来ます。

※ちなみに、有酸素運動は30分以上続けることで、脂肪が消費されたりするので、30分以上続けられるように工夫すると良いでしょう。

 

4、睡眠の場合

睡眠と一口に言っても、生活習慣病のリスクが高まる睡眠には2種類あり、1つが『睡眠習慣』、もう1つが『睡眠障害』です。

睡眠習慣とは、単純に寝不足体内時計が狂っているなどの問題のことで、睡眠障害は有名なところで言うと『睡眠時無呼吸症候群』などのことを指します。

睡眠習慣が問題の場合は、出来るだけ早寝早起きを心がけること、睡眠時間を7時間以上は取るなど、睡眠の習慣を改善することで、生活習慣病を予防・改善していきます。

ちなみに、4時間前後の睡眠で、寝不足の状態を2日間続けるだけで、食欲を抑えるホルモンが低下し、食欲を高めるホルモンが増加してしまう事が分かっています。

※4時間睡眠については『関連記事:睡眠時間が4時間!寿命の長さや体への影響について』の記事もご参照ください。

それだけではなく、心筋梗塞や糖尿病などのリスクも上がってしまいますので、いかに睡眠の質を高めることが大切だという事が分かりますね。

睡眠習慣を改善するためには、いくつかアプローチがありますが、

『毎朝軽い運動をする』『長い時間昼寝はしない』『毎日同じ時間に食事をとる』『湯船にゆっくり浸かるようにする』『部屋を暗くして、適温で寝るようにする』

などなど、出来ることから始めていってくださいね。

※寝不足による影響について『関連記事:寝不足で吐き気やめまいがする原因と対処法

そして睡眠障害の場合、先ほど例を挙げた睡眠時無呼吸症候群(以下、SAS)の場合は、今すぐに治療を始めるのが良いでしょう。

SASは放っておくと、心臓病や糖尿病、高血圧の原因になります。

SASを発症している人は、基本的に長期間にわたって治療を行うケースが多いので、早めに専門の医療機関へ受診するのをオススメします。

 

5、喫煙の場合

生活習慣病を改善しようと思ったら、必ず禁煙することをオススメします。

たばこにはニコチンが含まれていますが、ニコチンには強力な血管収縮作用があるので、血圧が上がる原因になってしまうのです。

また、煙に含まれる一酸化炭素を吸い、ヘモグロビンと結びつくことで、様々なプロセスを踏み、血液がドロドロになってしまいます。

すると、血栓ができやすくなり、結果、動脈硬化⇒心筋梗塞のリスクも高まるのです。

このように喫煙は、百害あっても一利無しなので、病院へ受診して徐々に改善していくなり、ガムや電子たばこ等で、徐々に禁煙の方向へ向かっていけるようにすることが大切です。

 

6、ストレスの場合

生きている限り、ストレスは常にかかり続けるものです。

実はストレスと生活習慣病にも大きな関りがあります。

ストレスがかかると、血圧と血糖値が上昇し、ストレスに対応するために、副腎皮質ホルモンが必要になります。

副腎皮質ホルモンが増えると、副腎皮質ホルモンの材料である、悪玉コレストロール(LDLコレステロール)が血液中に増えてしまいます。

慢性的なストレスで頻繁に血圧が上がることで、高血圧の原因になったり、血糖値が上昇し、糖尿病を発症したり、LDLコレステロール増えることで、脂質異常症になるリスクが高まるのです。

つまり、慢性的なストレスがかかっているという状況が、生活習慣病の原因の1つになっているのですね。

となると、普段から過度なストレスを溜めず、毎日発散することが重要だという事が分かります。

対処法としては、自分がやりたいなと思う事があれば、我慢せずにやってみたり、その他にも、

・趣味があれば、趣味をすることで気分転換する

・運動して汗を流す

・自分の好きな音楽を聴いたり、カラオケで歌ったりする

・今、モヤモヤしていることをとりあえず全部紙に書き出してみる

などなど、出来ることは沢山あると思いますので、自分なりのストレス発散法を見つけて、定期的にストレス出来るようになれば良いですね。

ただ、何をする気力も湧かない、という場合は、一度医師に相談するのが良いかもしれません。

生活習慣病は、色々な要素が積み重なって発症するものです。

『ストレスだけ解消すればよい!』『食事だけ気を付ければよいや!』という事ではなく、今挙げた6つの原因を、バランスよく解消していくのが良いでしょう。

※ストレスについて、特徴別に記事をまとめておきます。

耳が詰まった感じが不快!実はストレスが原因かも

めばちこの原因って何?それ、ストレスや疲れのサインかも

喉が詰まる感じが続く…それ、ストレスが原因かも~意外な治し方とは~

大腸憩室炎はストレスが原因か 症状発症時の食事療法や予防に有効なお茶の秘密

若年性白内障はストレスが原因か 症状や自然治癒の嘘ホント

 

まとめ

慢性心不全は様々な原因で発症しますが、生活習慣病が大きな原因の1つになっているので、まずは生活習慣を整えましょう。

もし、慢性心不全になった場合は、医師の指示に従い、薬を処方された際は、必ず薬を飲み続けるようにしましょう。

間違っても自己判断で薬を中断してはいけません。

中断したい時は、まずは医師に相談し、中断の許可が出た時に初めて薬を中断するようにして下さい。

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